注文住宅の建て方

ウッドデッキつき住宅

自由なアレンジのきく家族専用の庭を持てるのは、建売住宅やマンションでは得られない注文住宅ならではのメリットです。ガーデニングや家庭菜園、読書、洗車、友人を招いたホームパーティーなど、庭の数だけ楽しみ方があるといってもいいでしょう。

Modern backyard

そんな庭と室内をつなぐ架け橋的な存在になるのがウッドデッキ。庭の景色がよりいっそう豊かでおしゃれになるだけではなく、部屋と庭の間にある段差が解消されて移動が楽になります。小さなお子さんや手足の不自由なお年寄りでも、転んだりケガをしたりする心配がありません。より便利に活用したいのであれば、ウッドデッキにスロープを設置するのもおすすめです。ただ、ウッドデッキは定期的なメンテナンスを怠ると湿度変化によって木が伸縮し、ひび割れや床の抜け落ちなどが起こる可能性があります。お気に入りのウッドデッキを長持ちさせるためには、しっかりとお手入れしなくてはいけません。

表面の汚れをこまめに落とすだけでも、ウッドデッキの寿命は格段に延びます。もし汚れていることに気がついたら、汚れが木材の内部にまで入り込んでしまう前にぞうきんなどで拭き取りましょう。木材の乾燥を早める原因となる板の間に詰まった砂ぼこりは、ほうきを使ってかき出します。これに加え、年に数回は本格的なお手入れをしましょう。天然木材であれば、高圧洗浄機を使うことでこびりついた頑固な汚れをきちんと落とせます。人工木材の場合は、高圧洗浄機などを使うと塗膜のいたみの原因になってしまいます。気になる汚れは中性洗剤を使ってお手入れすると、本格的なお手入れをしなくても簡単にキレイになります。

ウッドデッキがあると、気軽に庭先まで足を運ぶことができます。ただ、用途を定めないままなんとなく設置したら、結果として物置になってしまった…というケースもしばしば。庭のある注文住宅を建てる際には、ウッドデッキについてもよく考える必要があります。